クワガタムシを飼育していると、寿命やその他の理由で、死んでしまう。
それは珍しい事ではありません。
お気に入りのムシを、標本にして保存する方法を記述致します。
@ ムシの洗浄
まずクワガタムシの体を綺麗にしてあげましょう。
通常、クワガタムシには、ダニ・泥(マットやエサ)等が付着している
場合が殆どです。
整形する前に、歯ブラシや筆などを使って、丁寧に水洗いをします。
このとき、触覚などを破損させないように注意してください。
洗い終わったら、新聞紙などの上に置き、水分を取り除きます。
A 標本の軟化
死後時間が経過すると、乾燥して硬くなっている場合があります。
このような場合は、50℃位のお湯を浸した脱脂綿の上に置き柔らかく
なるまで待ってください。
無理に整形をすると、触覚や足等を破損させてしまいます。
B 標本の整形
標本にするムシを、発砲スチロールやバルサ材などの上に置き
虫ピンなどを使って形を整えていきます。
このときキッチンペーパ等を聞いておくと滑り止めになって
作業がやりやすくなります。
足や触覚、大アゴ等をバランス良く整えて行きます。
少しくらい破損してしまっても大丈夫です、後で接着して治せます。
C 標本の乾燥
次に整形をした標本を、乾燥させます。
乾燥に必要な日数は、大きさにもよりますが、通常1〜3ヶ月位
掛かります、急ぐ場合は密閉容器と乾燥剤を使用して、
乾燥させます、乾燥が不充分だと後で悪臭や腐敗を招くので
しっかりと乾燥させます。
乾燥後は、破損しやすいので、扱いには注意してください。
D 標本の保存
乾燥させた標本は、ケースなどに入れて保存します。
頭や胸が離れた場合は、木工用ボンド等で接着します。
額などに入れて飾れば、お部屋のインテリアにもなります。
いずれの場合も、ナフタリンや防虫剤を入れてください。
クワガタの種類や産地、羽化日などのデータを添付すると良いでしょう
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