こま犬の里の情報をお伝えするコーナーです。
大 川 の 狛 犬
今から溯ること450年前、今の横浜市から移り住んだ加藤左右衛門が陶器造りに適した土が豊富にあるこの土地に定着し、窯業を始めたのが最初であるといわれています。
その陶祖である加藤氏は、富士山の裾野の浅間神社にちなんで、大川地内を一望する山を浅間山と名付けると共にこの山の頂上に分祀し氏神として祀ったといわれています。
そして加藤氏は勿論のこと代々の陶工達は、窯の安全を祈って浅間神社に多数の狛犬を奉納したと思われます。
陶祖から数えて4代目の羽柴与左右衛門は、織田信長公にも陶器を献上しているという程名を馳せた人であったということですが、
その羽柴氏作の狛犬は市の指定文化財となっていると共に「世界一の美濃焼こま犬」のモデルにもなっています。
現存の市指定狛犬群は五対と一体ですが、これから新たな狛犬が増えて行くことでしょう。
こま犬前より浅間山を望む
浅間神社正面と狛犬
浅間山より大川盆地及び八王子神社を見下ろす。
メロディー橋とこま犬
世界一の狛犬のある陶町には、楽しい橋があります。その名も「メロディー橋」といい、橋の欄干に取り付けた鍵盤を順に叩くと
「ゆうやけこやけ」「赤トンボ」のメロディーを奏でるというものです。
また、橋の中央には好きな曲を奏でることのできるパイプも取り付けてあり自由に楽しむことができます。
橋の袂の親柱には、子々孫々まで幸せを願う親子の狛犬が置かれています。
町の入り口に設置され、訪れる皆様を歓迎する狛犬。
国道363号線の交差点の狛犬
「“かきつばた”のタイル壁画」(長さ30m高さ1.5mのブロック擁壁に“かきつばた”を描いたタイルを貼付)の上に5対設置してある。
今後、野焼きのこま犬を順次設置していく。