坂祝の猿啄城展望台へ ’01秋

 

 9/19(水)に、岐阜県坂祝町にある猿啄城(サルバミジョウ)展望台に行ってきました。ここは、以前FYAMAP展望の広場において陳夢龍さんも紹介された場所で、その当時は「城山」または「勝山城址」と呼ばれていたと思います。その後、坂祝町が坂祝誕生百周年を記念してやぐら風の展望台を建築。以来、猿啄城展望台として紹介されています。日本ラインと呼ばれる木曽川の景勝地。そこから一気にそびえ立つ山の上にこの展望台があります。下を通る国道21号からも見上げることができます。もちろん、そこに通ずる車道は無く、登山口から徒歩で登ることになります。

 登山口には、御嶽信仰の社がありました。そこに「山頂まで700m」の表示板。もちろん距離です。最初は階段の付けられた急登が続きます。これが結構きついのですが、一気に高度をかせぎます。やがて、高圧線の鉄塔がある場所に出ると、木曽川や坂祝町を見下ろせるポイントとなります。

そこからしばらく緩い勾配の道が続きます。途中に「あと350m」の表示があり、半分だと気づきます。ちなみに、この表示は50m毎にありました。

 再び高圧線鉄塔のある場所があるのですが、ここからは、北側に対峙する山の景観がなかなか見事でした。そこからしばらく登った所には、岩に描かれた不動明王があり、ちょっとびっくり。山頂手前には、白河神社と記された大きな石もありました。

 山頂に到着すると、下から見えていた二層の展望やぐらがあります。2人組のおばさんが、大きな声で世間話しをしていました。私は、やぐらの上の層に上がってみました。なるほど、木曽川の眺めが素晴らしく、鳩吹山も見えます。東側が開けているので、澄んでいれば、御岳や中央アルプス、恵那山などが望めるはずです。西には、伊吹山も見えそうです。展望図によると、名古屋のツインタワーなども見えるとか。このときは、霞んでいて遠望はダメでしたが、なかなか気持ちのよい場所でした。ここなら、鳩吹山と同等の展望を得られるかもしれない。そんなことを思いながら下山しました。残念なのは、国道のバイパス建設のため、登山口付近で工事をしている事。もし行かれる人があれば、気をつけて下さい。

 

(2002年9月24日 FYAMAPに掲載)

 

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