真夏の霧ヶ峰オフ '96夏
8/3〜4に行われた「独身倶楽部幹事会in霧ヶ峰」の山行報告です。
1.池のくるみ
今回の集合地である強清水に、YさんTさんとともに到着すると、そこには あさま2号さんがおられました。しばらくして、なんと多摩の岳夫さんがやっ てきました。あとの二人が遅いなと思っていたら、別の場所で待っていたそう です。ともかく、こうして全員集合。昼食場所として「池のくるみ」が選定さ れました。車道を下ると、霧ヶ峰の3つの湿原のひとつ「池のくるみ」に到着。そこか ら湿原の周遊歩道に入ります。穴場として狙ったとおり、強清水の賑わいが嘘 のように、人がほとんどいません。ところが7人が昼食を食べられるような広 場がなかなかなく、ついに1本の木の下で、日差しを遮りながら立って食べる ことになりました(^^; これもまた楽しであります。
昼食を終えると、そこから車山肩に続く登山道があるというので進みます。 ところがこれが大変な道で、谷沿いであるために風があまり吹かずに暑くてた まりません。最初は話しをしながら歩いていたのに、いつしか無言の行軍とな りました。おまけに道も不鮮明になってきて・・・。ようやく車山肩に到着したときには、皆バテ気味でした。ジュースの美味し いこと。誰かカキ氷を食べていた人もいましたね。車山へ登るかどうか迷った のですが、このままでは後味が悪いと思い、口直しのためにも登ることになり ました。ただし午前中に登ったという多摩の岳夫さんは待機でした。
2.車山
とにかく、強清水でも池のくるみでも、ニッコウキスゲをほとんど見なかっ たのですが、車山にはかろうじて群落がありました。もちろん昨年とは比較に ならないほどの少なさです。しかし、稜線歩きはやはり風が心地良く、視野も 開けていて気持ちが良いものです。会話も出るようになり、頂上へたどりつく ことができました。展望はいまひとつ。近い距離にある蓼科山や八ヶ岳の形がわかるのですが、 南アルプス方面はぼんやり見えるだけ。中央アルプスや北アルプスはまったく 見えません。もちろん富士山も。それでも初心者のY&Tさんたちには、評判 は良いようです。ちょっと安心しました。
車山を下って多摩の岳夫さんと合流。皆が疲労しているので、強清水へ戻る 組と、沢渡へ行って待つ組とに別れました。多摩の岳夫さんはお帰りになると いうことで、強清水組とともに戻り、駐車場でお別れとなりました。幹事会参 加メンバー6人は、無事合流した後、宿泊する「御射山ヒュッテ」へ向かいま した。
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3.ヒュッテ御射山
宿は沢渡から鎌ヶ池へ行く道の中間点にある、ヒュッテ御射山。この時期に 良くとれたものですが、場所も名前もややマイナーなのかもしれません(^^; 雰囲気はなかなか良かったです。特に食事は、珍しい各種山菜や自家製野菜 をたっぷり出してくださって、とても美味しかったです。また夜に飲んだ果実 酒も変わったものがありました。私はナナカマドの果実酒を飲みました。ロビーで写真などを見ながらの山談義。部屋に戻って「怖いはなし」。など 楽しく歓談しましたが、あいにく星空は見えませんでした。さすがにTシャツ 一枚では寒くなるくらい涼しく、下界に帰るのがいやになりました(^^;
4.八島湿原〜物見石
翌朝は朝食の後、八島湿原へ向かいました。湿原の西側を時計回りに歩く道 を行きます。木道となっており、両脇にはいろんな花が咲き誇っています。花 の名を記したプレートが付けられているので、無知な私も楽しめました。鎌ヶ池のキャンプ場は人とクルマが多くて、やや幻滅。そこから湿原を離れ て物見石へ向かう道は、ほとんど人がいなくて静かでした。途中できれいな沢 を渡ります。「飲めるかな」という会話もありましたが、とりあえず誰も飲用 しませんでした(^^;
物見石に到る斜面にも花がたくさん咲いています。ただ、ルートがジグザグ に付いているにもかかわらず、ショートカットする人の踏跡で、地面が露出し ていたのが痛々しかったです。物見石からは八島湿原が見下ろせます。あいにくと遠望は無かったものの、 美ヶ原が正面に見え、左手には高ボッチから鉢伏山が見えています。そこでは 山上のティータイムが持たれました。これから行く蝶々深山方面には、たくさ んの人影が見えました。
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5.物見石〜蝶々深山〜沢渡
物見石を下って行くと、そこはニッコウキスゲがたくさん咲いている場所で した。昨年のような「黄色い絨毯」状態では無いにしろ、やっと夏の霧ヶ峰ら しい景色に出会えた感じです。そこら緩い坂を登り返すと蝶々深山(チョウチョウミヤマ)です。ここでも ニッコウキスゲがたくさん咲いていました。頂上はたくさんの人で賑わってい ます。天気は最高に良く、適度な風が常に吹いているので、実に快適でした。そこからまた登って来た道を降り、鞍部の分岐から沢渡方面へ折れました。 こちらはうってかわって誰もいないルート。なかなかの穴場のようです。小さ なピークをひとつ越えるとあとは下り。ちょっとした森を抜けると沢渡に到着 しました。
6.沢渡〜御射山〜終了
沢渡ではヒュッテジャヴェルへ立ち寄りました。正午近くでしたので、あわ よくば昼食をと考えたのです。しかし「本日休業」との看板。残念ながら引き 返すことにし、ヒュッテ御射山へ向かいます。少し車道を歩いた後、左の歩道へ分岐。背の高い草原の中の道を下っていき ます。大きなシダみたいなものも生えていました。やがてヒュッテ御射山が見 えましたが、なんだかたくさんの人がいます。皆、お昼時で休憩しているよう です。
困ったなあと思いながら宿の前に立つと、肩をたたく人。振り替えるとそこ には、ほらミレーさんがいらっしゃいました!そしてテラスには、まるまりや まねさんが!! それではと、皆で一緒にお昼を食べることになりました。皆で「冷たいおそば」を注文します。夫妻を交えて楽しい歓談のひととき。 そばもコシの強く香りも高い本格派でした。しかも宿の食事同様に各種山菜が 乗っています。量もちょっと多いくらい。なかなかのメニュです。
こうして今回の山行も無事終わりました。夫妻とはそこで別れ、あさま2号 さんと強清水で別れました。他のメンバーは諏訪で温泉(片倉館)に入浴し、 喫茶店でお茶した後に解散。またのオフ開催を誓い合って別れたのです。
今後の活動に期待したいと思います(^^)
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